先輩の声エンジニアリング担当：SWさん（入社6年目）

私は大学ではプラスチック繊維材料の研究をしており、研究室の先生からプラスチック繊維の取り扱いがあるこの会社のことを紹介されたのが縁です。専攻していた分野と関わりが深く、高い業界シェア率と将来性のある企業と感じて応募し、入社致しました。

現在の仕事はベルトの染色工程の機械の保守作業を担当しています。この工程ではベルトに色をつけると同時に、ベルトに熱を加えることで製品の物性を決定する役割もあるため、全体の製造工程の中でも重要なセクションです。此処ではベルトを走行させる温度や張力が厳密に決められていることから製造機械にとって過酷な環境です。機械の異常にいち早く気づいて修理し、適正な製品の加工条件を保つことが必要です。人命に関わる製品の為、機械の異常により製品に不具合を出すことは許されません。そのためにも機械の異常を検知し、万全の状態に保つことは極めて重要な業務です。

現在は機械の保守整備が中心ですが、30年以上の経験を有する上席からマンツーマン指導で、染色機械の設計開発に取り組み出しています。現行の機械の改良を目標に、小規模な図面の作成からはじめており、いずれは工程の一つを担う機械全体の設計に取り組めるようになるのが目標です。その為には機械構造はもちろん、部品ひとつひとつの役割まで詳細な理解と、膨大な知識と経験が必要です。日々の業務を通じて一歩一歩確実に経験を積み重ねて行くことが肝要と思っています。